お客様への究極のお約束
ビジネス本はあまり読まないのですが、妻に勧められたので読んでみる。
自分自身が起業をするという話ではないが、社会人としてこの世の中を生きる上で、非常に重要な視点を再確認できたので、ご紹介。
個人起業家のビジネスコンサルティング方法を創出し、心理学、コーチング、NLPのトレーナーとしての知識と経験を加えて、起業家のプロディースをされているという星渉氏の書籍。
脱サラしてコーチとして起業しようとする会社員と、メンターとなる先輩とのやり取りをユースケースとして、ビジネスコンサルティング方法を解説している。
書籍の中では、起業する(起業するだけではなく、「月100万円を稼ぐ」が最終目標らしいが…)にあたって必要な要素の一つとして、「USP(Unique Selling Proposition)」を挙げている。 ビジネス用語としては、このような意味らしいです。
USP(Unique Selling Proposition)とは、日本では「独自の売り」あるいは「独自の売りの提案」として知られるマーケティング用語です。 「独自の売りの提案」を簡潔にまとめたフレーズであり、マーケティングコンセプトを端的にまとめたものと言えます。 関係者と共有することでマーケティングの軸を保つために利用するものです。
USP(Unique Selling Proposition)とは|株式会社つくるひと
「独自の売り」と一言でまとめてしまえば、それまでなのですが、書籍の中での捉え方が非常に分かりやすかった。それが、
USP = お客様への究極のお約束
つまり、「私にお仕事いただければ、あなたの◯◯という問題を解決することをお約束しますよ」ということ。
なるほど。非常にわかりやすい!
この捉え方は、起業家だけじゃなくて、すべての働く人に当てはまりますよね。
起業した人なら、対お客様。
ある企業に勤める人なら、対会社 もしくは組織。
結局のところ、自分という人間が、どういったお客様に対して、どんな価値を提供できるか、それを常に考えておくべきだと言うことでしょうか。
転職しながらスキルアップしてる方には、極々当たり前な話かもしれないけど、長年会社勤めしてきた自分には、かなり目からウロコなお話でした。
自分を製品・サービスに置き換えるのであれば、それを想定する顧客に、どう届け、どういった価値を提供するかを見つけるということで、キャリア設計もUXデザインのひとつと考えられそう。